テクニカル分析

移動平均線と売買タイミングがわかる!

こんにちはちくわマヨです。

今回は最も有名なインジゲーターのひとつ移動平均線について勉強していきます。

ローソク足だけではどうしても株価のトレンドなどがうまく見えないことがあります。
そんな時に移動平均線を用いることでトレンドがわかりやすくなったり、売買タイミングを掴みやすくすることができる優れものです。

移動平均線と言っても様々な種類がありますが今回は2種類に絞って勉強していきます。

もくじ

単純移動平均線と指数平滑移動平均線

移動平均線には
単純移動平均線(Simple Moving Average) 頭文字をとってSMAと呼びます。
指数平滑移動平均線(Exponential Moving Average)頭文字をとってEMAと呼びます
があります。

それぞれ見ていきましょう。

単純移動平均線は
ある一定期間の終値を足してその日数で割ることで出すことができます。
文章ではわかりにくいと思うので計算式を載せておきます。今回は3日移動平均線での例です。
単純移動平均線(SMA)の計算式

$$3日移動平均線= \frac {1日目の終値+2日目の終値+3日目の終値}{3日間}$$
のように名前の通り単純に終値を足して割るだけのものになります。
25日線と言われれば25日間の終値を足して25日で割るだけです。

指数平滑移動平均線は
移動平均線よりも直近の値に比重をおいています。
なのでEMAより現在の値にくっつく動きをします。

計算式はややこしいので今回は省略させてください^^;

SMAとEMAのメリットデメリット

単純移動平均線と指数平滑移動平均線の違いについてはお分かりいただけましたでしょうか?

では単純移動平均線と指数平滑移動平均線についてメリットとデメリットを考えていきます。
下の画像をご覧ください 

水色:単純移動平均線
赤色:指数平滑移動平均線

冒頭に説明したように移動平均線は相場の流れ、トレンドをわかりやすくするために表示させる指標です。

単純移動平均線(SMA)の
メリット
株式市場で最も使われている指標のひとつなのでだましが少ない。
デメリット
EMAよりもダマしが少ないがエントリータイミングやロスカットタイミングが遅くなってしまう。

指数平滑移動平均線(EMA)の
メリット
SMAよりも現在の株価に重さをおいてますので、より早くシグナルを感知することができる。
デメリット
SMAよりも早く動く分ダマしが多くなってしまう傾向がある。

移動平均線を使った売買手法

移動平均線での売買タイミングはいくつかありますが
最も有名なものは
買いではゴールデンクロス(GC)
売りではデッドクロス(DC)と呼ばれるものです。

ゴールデンクロス

についてはこちらに記事があるのでよかったら見てください^^

ゴールデンクロスをマスターせよ!

今回はグランビルの法則について勉強していきます

グランビルの法則とは

移動平均線と株価はある一定の法則で動くことがわかっています
それをまとめたのがグランビルの法則です。

下の画像をご覧ください。

買いシグナル

買い①
移動平均線の横ばいもしくは上げげ止まり時期に
株価が移動平均線を上抜けたとき。

買い②
買い①の後に移動平均線を下抜けたものの移動平均線は上を向いているとき。

買い③
上昇局面の一時的調整により下落したものの移動平均線を割らずに反発したとき。

買い④
移動平均線は下を向いているものの大幅下落により株価が移動平均を離れたとき。

売りシグナル

売り①
移動平均線の横ばいもしくは下げ止まり時期に
株価が移動平均線を上抜けたとき。

売り②
売り①の後に移動平均線を上抜けたものの移動平均線は下を向いているとき。

売り③
下落局面の一時的調整により上昇したものの移動平均線を割らずに反発したとき。

売り④
移動平均線は上を向いているものの大幅上昇により株価が移動平均を離れたとき。

となります。
基本的に買いの反対が売りになります。
①、②、③は順張りになり
④はリバウンド狙いの逆張りになります。

④に関しても大変奥が深く移動平均乖離率などのインジゲーターを使い分析することができます。
これについてはまた記事を書きたいなって思ってます!

グランビルの法則は様々な投資家の方が使っており比較的有効に機能することが多く、
知っておいて損のないテクニカル分析の1つです。

参考書籍

今回 移動平均線と売買タイミングを書くにあたって参考にさせてもらった本を紹介します。

  • 株を買うなら最低限知っておきたい 株価チャートの教科書
  • 移動平均線 究極の読み方・使い方
  • マーケットのテクニカル分析

株を買うなら最低限知っておきたい 株価チャートの教科書

著者 足立武志
内容 移動平均線における売買手法を含め様々なパターンを網羅している書籍です。
株式投資を初めて間もない方でも読み進めれます。
後半は若干初心者には難しいところもあるので株式投資に慣れてきてから読んでもいいとおもいます。
決算、増資、IPOの時の対策が詳しく書かれている本は珍しいので是非一読を!

移動平均線 究極の読み方・使い方

著者 小次郎講師
テクニカル分析ではセミナーなども開催している有名な方です。本に限らず動画等でも大変勉強させてもらった方です。
内容 タイトルのとおり移動平均線に関して特化しておりグランビルの法則はもちろんゴールデンクロス、デッドクロスまでわかりやすく、詳しく解説してあり
大変勉強になる本です。

マーケットのテクニカル分析

著者 ジョン・J・マーフィー
内容 トレード全般を取り扱ってるパンローリング者から出版されている本です。
一言で表すならテクニカル分析のほとんどを一冊で網羅しています。
700ページ越えで読み応えはありますが読みたい部分だけ選んで読めばそれほど時間がかかりません。ダウ理論だけ読もう!とか部分部分読む使い方をすればいいと思います!
ただ多くのテクニカル分析を網羅しているため細かいところまで解説しきれていないことも。
それを踏まえても一家に一冊レベルの本です。投資家のバイブル書籍!

まとめ


今回は移動平均線と売買タイミングについて勉強していきました!
もう一度おさらいしていきます

  • 単純移動平均線と指数平滑移動平均線のメリットデメリット!
  • 売買タイミングはグランビルの法則!

でしたね!いかがでしたでしょうか?
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これからもブログやTwitterで勉強したことをどしどしアウトプットしていきますので
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